あの人の臨醐山黒酢レシピ Rinkosan Black Vinegar Recipe

上田淳子さん

味のバランスが完璧だから
子どもも大好き

料理研究家
野口真紀さん
身近な材料で気軽に作れて、栄養や健康面にも配慮した愛情あふれる”お母さんの味”に定評がある野口真紀さん。食べることと飲むことと同じくらい美容とファッションが大好きで、おしゃれでとっても美人なのに、気さくで明るく元気いっぱい。野口さんがいるだけで、その場がパッと華やぎます。「私はお酢が好き。酸っぱいものが大好きなんです。私が元気で健康でいられるのもお酢のおかげかな」と野口さん。臨醐山黒酢も20年以上愛用しているそうで、野口さんのお酢生活についてお話をうかがいました。

「私のお酢好きはたぶん母譲り。祖母もお酢好きなので筋金入り。とはいえ、女は酸っぱいものが好きですよね。料理教室の生徒さんもみんなお酢好き。お酢を食べると疲れがとれるし、体が浄化される気がします」
幼い頃から冷蔵庫には酢漬けにした野菜が常にあり、酢の物や酢豚、酢で煮た煮物などを食べていたという野口さん。
「それが普通だと思っていましたが、意外にそうでもなかったみたいで」と昨年9月に『毎日食べて体すっきり 野菜の酢漬けと展開レシピ』という本を上梓しました。トマトやにんじんなど、そのまま食べてもおいしい野菜の酢漬けから、しょうがやにんにく、青唐辛子など、調味料としても活躍する野菜の酢漬けまで、28の簡単酢漬けと展開レシピが76種類も紹介されています。
「冷蔵庫に常備しているのが紫玉ねぎの酢漬け。これがあれば、ポテトサラダやタルタルソースが一瞬で作れますし、揚げたり焼いたりしたお魚やお肉とサッと和えれば、さっぱりとした主菜になります。子どもはみんな生の玉ねぎなんて大嫌いですが、うちの子たちは喜んで食べますよ。大学3年生の娘はもちろん、中学1年生の息子にも小さい頃から普通に出していますが、『酸っぱいくてイヤ』と言われたことは一度もありません。酸っぱいものも慣れなのかもしれませんね」
とはいえ、それは米酢の話。ちなみに黒酢はというと、野口さんはもちろん、子どもたちも臨醐山黒酢が大好きなのだそう。

手羽先と卵の黒酢煮01

「小学生の頃から黒酢だけで何でも食べています。『ちょっとママ、黒酢ちょうだい』と息子が普通に言うんです。それって、すごくないですか? 水餃子や焼き餃子、焼売のたれにはもちろん、サラダも黒酢とオリーブオイル、黒酢とごま油を合わせたドレッシングで。臨醐山黒酢は酸味がそこまで強すぎず、クセもなく、旨みがあってまろやか。味のバランスが完璧だから、子どもたちも抵抗がないんだと思います。もう20年以上使っていますが、お値段もちょうどよく、パッケージも好み。裏を見ると原材料は玄米、以上っていうのも子育てをしている母としては安心ですよね」

手羽先と卵の黒酢煮02

今回教えてくれたのは、子どもたちにはもちろん、料理教室でも人気メニューだという手羽先と卵の黒酢煮

鶏の手羽先とゆで卵を合わせ調味料で20~30分煮るだけ。合わせ調味料は、黒酢のほかは酒、しょうゆ、砂糖とどこの家庭にもある基本のもの。卵も鶏の手羽先も身近な食材で、作り方もいたってシンプル。
「20年以上変わらず作り続けているママの味。スーパーで手羽先が安いときにまとめ買いして、一度に30本くらい作りますが、すぐになくなってしまいます。食べ盛りの子どもは1人で10本ペロリですから(笑)」
しょうがの香りが食欲をそそり、黒光りした手羽先とゆで卵は見るからにおいしそう。手羽先をひと口かじれば、身がするりと骨からはずれ、ぷりんぷりんで柔らかくジューシー! ゆで卵は最初から一緒に煮込んでいるせいか、中までしっかり味が染みています。
「他の黒酢でも試しましたが、全然味が決まらなくて、やはり臨醐山黒酢でないとダメなんです。特に煮詰めると艶もコクもすごく出る。明日の料理教室は、大学生の娘の友達8人。和食を作りたいと言うので、この料理も教えようと思っています。臨醐山黒酢で作ると、とろっ、つやっとなっておいしくなるよって。普段どんなにジャンクなものを食べている若者でも、おいしいもの、ホンモノってちゃんとわかります。料理上手への近道は、いい調味料を使うこと。調味料は大事だよっていうことを伝えたいですね」

手羽先と卵の黒酢煮03

これも愛用しています!
美濃特選すし酢

「子どもの頃から、祖母や母が作ったお寿司をよく食べていたので、子どもたちのためにお寿司をよく作ります。わざわざ合わせ酢を作らなくても、美濃特選すし酢があればおいしいすし飯が簡単に作れます。豪華な材料がなくても、余った食材とすし飯を混ぜるだけ。忙しい朝にも重宝しています」

すし酢

酸味と旨み、甘みがバランスよく合わさった美濃特選すし酢は、利尻昆布でとった一番だしの深い旨みが味の決め手。

「すし飯を作るときだけでなく、調味料としていろんな料理に使っています。炒め物や煮物にはもちろん、蒸したり焼いたり炒めたりした野菜や肉を和えたり、米酢とすし酢を同量で合わせて野菜を漬けるだけでピクルスも簡単に作れます。年間30本は余裕で使っていますね」

手羽先と卵の黒酢煮05

野口真紀

Profile

料理雑誌の編集者を経て料理研究家になり、雑誌やテレビで活躍中。大学3年生と中学1年生の2人の子どもの母でもある。作りやすくて美しく、おいしいレシピに定評がある。近著『ストウブで一肉一菜』(誠文堂新光社)『仕込み5分でフレンチも和食も!~世界一おいしい”まいにちご馳走”レシピ~』(光文社)のほか著書多数。

Rinkosan
Black Vinegar
Recipes 臨醐山黒酢レシピ

牛肉のタリアータ風濃縮黒酢ソース

黒光りしたこの照りは黒酢ならでは手羽先と卵の黒酢煮

黒酢さえあれば、家にある調味料と合わせて
あとは煮るだけ。
煮詰めたときに黒酢が本領を発揮して
コクも照りも一気にアップ。
冷めてもおいしく、酢の効果で傷みにくいので
お弁当のおかずにもぴったり。

材料

材料(作りやすい分量)

鶏手羽先…16本
ゆで卵…2個
うずらの水煮…12個

  • A臨醐山黒酢、水…各1/2カップ
    しょうゆ、酒…各1/3カップ
    砂糖…大さじ2
    赤唐辛子(種を取る)…2本
    にんにく(芯芽を取る)…2片
    しょうが(スライス)…2片分
  • パクチョイ…1袋
    油、塩…各少々

【作り方 】

1.
手羽先は先を切り落とし、熱湯(分量外)でさっと茹でて水けを切る。パクチョイは縦4等分に切り、油、塩を入れた湯(分量外)で茹でてざるに上げ、そのまま粗熱を取る。
2.
フライパンにAを入れて煮立て、手羽先、ゆで卵、うずらの水煮を入れて蓋をして20分ほど煮る。肉がとろとろになったら蓋を取って強火にし、水分を飛ばすようにしてたれを煮詰める。
3.
器に鶏肉と卵、パクチョイを盛り合わせる。
材料

【ひと口メモ】

鶏肉は下ゆでをして余分な脂を落とすと、さっぱりした仕上がりになる。

ゆで卵だけでもいいが、うずらの卵を加えると子どもも喜ぶおかずに。

仕上げに強火であおるようにして水分を飛ばすと、コクと旨みが際立ち、メリハリのある味になる。

青菜をプラスすれば1品で栄養バランスがとれ、彩りもよい。今回はパクチョイだが、
小松菜やほうれん草などでもよい。

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