レシピ

筑前煮

ワンポイントアドバイス

★筑前煮に使用される具材には、それぞれ縁起を担いだ意味があります。

★れんこんはたくさんの穴があることから、将来の見通しがきくようにという願いを込めてお正月や慶事によく使われます。

★ごぼうは地中深く根を張るため、家族や稼業がその土地にしっかり根を張り代々続くようにとの願いが込められています。

★里芋はたくさんの小芋が付くことから子孫繁栄の願いが込められています。

・お節料理には、にんじんを乱切りではなくねじり梅の飾り切りにすると、見た目が華やかに仕上がります。

・火の通りが均一になるように具材の大きさはそろえるようにしてください。

・5.で煮汁が蒸発するので、酢の酸味はやわらぎ、ほどよい甘味が具材にしみ込みます。

・干し椎茸を使う場合は、戻し汁をとっておき、水の代わりに使ってください。戻し汁に水を加えて200mlにします。

材料(2人分)

鶏もも肉 150 g
れんこん 150g
ごぼう 1/4本
にんじん 1/2本
里芋 2個
椎茸 3枚
こんにゃく 50 g
絹さや 適量
サラダ油 適量
「かけるだけで酢」 大さじ5
みりん 小さじ2
200ml
しょうゆ 小さじ2

作り方

  1. 鶏もも肉はひと口大に切り、にんじんと里芋は皮をむいて乱切りにする。れんこんとごぼうはよく水洗いし、お好みで皮をむき、乱切りにして酢水(分量外)にさらす。

  2. 椎茸は汚れをふきんでふき取り、石づきを取って食べやすい大きさに切る。こんにゃくはスプーンで食べやすい大きさにちぎり、必要に応じて下ゆでしてあく抜きをする。

  3. 絹さやは筋をとって、さっと塩ゆでする。

  4. 鍋に薄くサラダ油をひき、1.の鶏もも肉を炒めて焼き色をつけ、1.の野菜と2.の椎茸、こんにゃくを加えて炒める。

  5. 全体に油が回ったら、「かけるだけで酢」、みりん、水を加えて強火で煮立たせる。<br />あくを取り除いたら落し蓋をして、中火で20分ほど煮る。

  6. 具材に火が通ったらしょうゆを加え、さらに15分ほど弱火で煮詰める。<br />味見をしながら、お好みの濃さのところで火を止める。

  7. 粗熱が取れたら器に盛り、3.をあしらってできあがり。